ポーランドで大きい背番号が流行ってる件

Photo by FIVB

ポーランドで大きい背番号が流行っている。今年のワールドカップをよく見ていた方はお気づきになったでしょうが、ポーランド代表には一瞬目を疑うような番号をつけた選手が数人いました。その中でよく試合に出ていたのは77番をつけていたMBのクウォスですが、彼以外にも同じくMBのフベルが99番をつけていたり、シムラが95番をつけていたりしていました。

この大きい背番号をつける流れは国内リーグにも来ています!そもそもポーランド1部リーグのプルスリーガでは2017/18シーズンまで背番号は1〜20からしか選べませんでしたが、昨シーズンから1〜99までの中から選択することが可能となりました。そんな中で大きい背番号の選手第一号となったのが古賀選手のチームメイトであるザビエルチェのセッターで77番をつけたマスニーでした。

https://www.polsatsport.pl/wiadomosc/2018-08-11/numer-77-siatkarz-z-zawiercia-pierwszy-wykorzystal-zmiane-przepisow/

77番のマスニー(Photo by PLPS)

しかし昨シーズンに21以上の大きい番号をつけていたのは6チーム7人のみでした。しかし今シーズンはその数がなんと11チーム31人にまで激増!空前の大きい番号ブームです(笑)。その中から何人か紹介すると、今年から国外リーグ進出を果たしたオルシュティン所属のイラン代表MBのセイエドは66番。ワールドカップでも活躍したスヴァウキ所属のアメリカ新鋭セッタートゥアニガは91番。またポーランド代表のフベルは所属チームスクラべウハトフでも99番をつけています(チームメイトのクウォスは77番じゃなくて6番(笑))。

66番のセイエド(Photo by PLPS)
91番のトゥアニガ(Photo by PLPS)
99番のフベル(Photo by PLPS)

こんな大きい番号の選手を探すのも今シーズンのプルスリーガの楽しみ方のひとつですね!!!(笑)

ポーランドリーグ2019/20開幕!

PHOTO BY PLPS

ポーランド男子バレー1部リーグ、プルスリーガが今年も開幕しました。11月8日現在、全14チームが3から4試合を終えている状況です。その中でも現在無敗なのが3チーム、ザクサ・ケンジェジンコジレ、ワルシャワ、そしてザビエルチェです。

昨シーズンの覇者ザクサ。昨年のメンバーからポーランド代表のビエニエクとベルギー代表のデローという主軸2人の離脱がありましたが、そこにアメリカ代表のスミスと元イタリア代表のパロディが加わって常勝軍団は今年も健在です。また今年から監督が元セルビア代表セッターのグルビッチになりました。もちろんトニウッティとザトルスキの安定感抜群のリベロ・セッターラインは今シーズンも健在。

17/18シーズンの8位から昨年準優勝と一気に飛躍を遂げたワルシャワ。こちらも昨シーズン大活躍した大砲クレクが抜けましたが、ポーランド代表のノヴァコフスキ、フランス代表のティリなどの強力な補強を行いました。また監督に名将アナスタージを招聘。リーグに先駆けて行われたスーペルプハール(スーパーカップ)では惜しくもザクサに破れましたが、まだ今後どうなるかはわかりません。今年のワールドカップでも活躍したポーランド代表OHのクフォレク、そしてフランス代表の若手セッター・ブリザールの活躍がキーですね。

昨シーズン、プルスリーガ参戦2シーズン目にして4位と躍進したザビエルチェ。日本代表リベロの古賀が在席するチームです。今シーズンはなんとしても昨シーズン届かなかったメダルを手にしたいところ。今年も40歳のベテランセッター、マスニーの安定かつ攻撃的なトスワークから多彩な攻撃を展開します。その中でも高い決定率を残しているのがポルトガル代表OHのフェレイラです。またこのチームはファンの熱量がリーグのなかでもとても凄まじいです!そんなところにも注目ください笑。

こうしてみるとやはり上位に来るチームというのはセッターとリベロの安定感が不可欠であるなと感じますね。しかしまだリーグは始まったばかりですし、さらに近年のプルスリーガがどのチームも力が拮抗していて順位変動が激しい傾向にあるので今後どうなるかは誰にもわかりません!また昨シーズンは柳田もルビンに在籍してましたが今シーズンはドイツリーグに行ってしまいました。個人的にはまた大きくなってポーランドに戻ってきてほしいし、彼以外にもポーランドで活躍できる日本人バレーボーラーが出てくることを楽しみにしてます!!

試合結果、チームデータ等はこちら↓

PLUS LIGA(http://www.plusliga.pl/)

試合動画の配信(有料)はこちら↓

IPla.tv(https://www.ipla.tv/wideo/sport/PlusLiga/1731)

※どちらもポーランド語なので質問受け付けます。

2019年秋季大学バレー入替戦

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スパイクを放つ慶應大#1吉田

先日の土曜日に駒沢大学玉川キャンパスにて行われた関東大学リーグの1-2部入替戦を観戦してきました。大学リーグの生観戦はかなり久しぶりでした(約3年ぶり)。男女4試合行われていましたが、女子の試合には間に合わず3試合目の1セット途中から観戦。ギャラリー席から見てましたが椅子に座ると前のバスケットゴールが邪魔すぎてほぼ立ち見てました笑。

最初の試合は1部11位の専修大と2部2位の慶応大の試合。僕は高校時代から慶応大の吉田(3年、慶応高、吉田3兄弟三男)を地味に応援しているのでなんとしても1部復帰して4年生を迎えてほしいと思っていました。彼は本来セッターなんですが、チーム事情により今年の早慶戦からOHへコンバート。サーブ、スパイクも凄いですが、レセプション力も高く、秋季リーグではレシーブ賞を授賞してます。試合序盤は願いが届いたのか慶応ペース。特に慶応はブロックがよく機能しており専修に気持ちよく攻撃をさせていませんでした。また両オポジットの差も大きく、ほとんどのスパイクを決めていた慶応の富澤(4年、慶応高)に対し専修の久保(3年、都城工高)はミスが多かったです。しかし3セット以降は藤中(1年、宇部商高、藤中3兄弟三男)の巧みなサーブ(フォームが早稲田の宮浦にめっちゃ似てる!)、スパイクなどから専修が息を吹き返し、エース久保も当たりが出てきました。一方の慶応はエース富澤にミスが増えじめ、セッター谷(2年、徳島城東)のトスがアタッカー陣と合わずに攻めきれない場面も徐々に見られてきます。それから専修が3、4セットを連取、5セット目も序盤から専修が大量リードし、慶応も吉田、マルキ(4年、川越東高)の両OHで応戦しますが勢いそのまま専修が取って大逆転勝利。結果専修は1部残留、慶応も2部残留となりました。

慶応は対応が後手に回っていた印象。やはり来季は個人的にはレセプションもスパイクも良いOHの新1年生をどうにかして獲得してセッター吉田をもう一度見たい。誰かおらんのか。。。

男子の2試合目は1部12位の駒沢大と2部1位の法政大の試合。駒沢は秋季1部リーグ全敗、逆に法政は2部全勝だったのでふつーに法政が勝つかと思ったらそうではなかった。法政に知っている選手(西田(4年、鎮西高、春高準優勝したときのセッターですね))がいたので今回も2部のチームを応援していたのですが、気づいたら駒沢が1、2セット連取で残留に王手。しかし交代で入ったOP村岡(3年、県岐阜商高)のパワフルなバックアタックなどで勢いづいた法政が3、4セットを連取。僕は時間の関係でここまでで帰りました。さっきの試合と同じでこのまま法政逆転勝ちで1部昇格かなと思ってたら駒沢勝ってましたね。何が起きたんでしょう。まあでもこれだからバレーボールは面白い。この流れで今月26日からはじまる全日本インカレも見に行こうかしら。

○専修大 ー ●慶応大

3-2(19-25, 26-28, 25-20, 25-17, 15-9)

○駒沢大 ー ●法政大

3-2(25-19, 25-12, 22-25, 23-25, 15-8)